微細小径加工向けの超高精度一体型焼ばめホルダ「スリムライン UNO」

MSTコーポレーションが開発する焼ばめホルダ「スリムライン」シリーズ。このうち、「スリムライン UNO」はホルダの加工精度を極限まで追求した、超高精度一体型のツールホルダです。

今回は「スリムライン」シリーズ第四弾として、超高速・高精度のマシニングセンタ用として最適な「スリムライン UNO」をレビューします。

特徴

振れ精度1ミクロンの超高精度ホルダ
「スリムライン UNO」は超高速・高精度マシニングセンタ用に開発された、振れ精度1ミクロン(μm)を保証する焼ばめホルダです。特に小径微細工具での加工で抜群の効果を発揮します。

振れ精度は小さければ小さいほど、加工面品位の向上や穴加工時の位置決め精度向上が見込めます。さらに、小径工具では振れ精度が工具寿命に大きく影響するため、振れ精度が抑えられることは工具寿命の延長にも非常に効果的であると言えます。

使用しないときは「3Sバルーン」を使うことで、把持穴のクリーニング、そしてゴミやミストなどの侵入を防ぐことができる仕組みとなっています。

PRポイント

サブミクロンホルダ「スリムライン BLACK UNO」
「スリムライン UNO」には、振れ精度1μmよりもさらに上をいく、振れ精度0.5μmを保証する上位モデルとして「スリムライン BLACK UNO」が用意されています。

「スリムライン BLACK UNO」は、鏡面加工や超高精度加工といった、従来のホルダでは実現できなかった難しい領域の加工でも安定した加工精度を実現することができます。

もちろん、超高精度な加工を行うには、ホルダだけでなく使用する工具も重要です。
従来の「スリムライン」であれば工具精度(シャンク)がh6公差で問題ありませんでしたが、「スリムライン UNO」や「スリムライン BLACK UNO」ではh4公差でないと使用できないので注意が必要です。

焼ばめホルダ「スリムライン」シリーズには、あらゆる加工シーンに対応する専用ホルダが数多くラインアップされています。
その中でも、超高精度加工向けに特化した「スリムライン UNO」と「スリムライン BLACK UNO」は、今後の微細精密加工の分野において外すことのできないアイテムの1つになると言えるのではないでしょうか。