コンパクトなのに高いクランプ力!多数個取りにも活躍!5軸マシンバイス「5AU75」
ナベヤが提供する「5軸マシンバイス」シリーズ。5軸加工向けに最適化された同社の主力マシンバイスシリーズです。小物ワークを対象にしたコンパクトサイズのものから大物ワークを対象としたものまで、それぞれ特徴を持つ豊富なラインアップが揃っています。
充実した製品群で最適な5軸加工を実現するナベヤの「5軸マシンバイス」シリーズから、今回は小物ワーク向けの新型5軸マシンバイス「5AU75」をレビューします。
Contents
特徴
コンパクトサイズで干渉の心配なし
小物ワークを対象とした5軸マシンバイス「5AU75」は、本体サイズが全長130mm~170mmと非常にコンパクト。小径の機械テーブルにしっかり収まる作りとなっており、加工中における工具干渉の心配もありません。
高精度な繰り返し位置決め精度
繰り返し位置決め精度は±0.01の高精度を実現。段取り時間を短縮をし、ワークは中心位置で固定されるため反転加工時の際も主軸移動の必要がなく高精度な加工が行えます。
20kNのクランプ力と豊富な口金
20kNの締付力により、少ない掴み代でも強力にワークをクランプ。高額な材料費を削減できます。口金を反転させることで口開きの増大も可能です。
口金は(下図左から)「グリップ口金」「セルフカット口金」「ダブテール口金」の3種類が使用できるため、様々なワーク形状に対応可能です。
PRポイント
5軸マシンバイス+多面イケールで1パレットあたりの加工時間を長く
5軸マシンバイスの運用は「1つのテーブルに1つのバイス」だけではありません。最近では以下のような傾斜がついた多面イケールに複数のバイスをセットすることで、1パレットあたりの機械加工時間を長くしていくという提案が好評です。
同社工場でも5軸マシンバイスと多面イケールを組み合わせた運用が実際に行われています。複数個のワークがそれぞれ干渉しないように配置・加工することができ、1パレットあたり1時間以上の加工時間を実現しています。
5軸加工には「ワンチャッキングで多面加工ができる」という大きなメリットがあります。
このメリットを最大限に活かすことができるナベヤの5軸マシンバイス「5AU75」。多面イケールの組み合わせで機械の稼働時間の大幅アップが狙えます。小物ワークの加工が多いという方は、是非チェックしてみてください。