北川鉄工所が提供するパレットクランプ「PCX138」。NC円テーブルやマシニングセンタでの利用に最適な高精度位置決め装置です。自動化との相性が抜群であり、段取り作業の大幅な省力化を実現。もちろん異なる様々な形状のワークにも対応可能です。

チャック・バイス・NC円テーブル・ロボットハンドなど、必要な機器を一括して提案できる同社ならではの強みを活かした提案が魅力のパレットクランプ「PCX138」を今回はレビューします。

特徴

非切削時間を大幅短縮

「パレットクランプ」は、NC円テーブルをゆりかご治具として使用しています。ベース部分に「PCX138」を取り付けておき、段取り替えの際は上部のパレットだけ交換することで自動化します。

運用の際は、外段取りしておいたワークをストッカー内に複数用意しておきます。

ストッカー内にあるワークのパレット部分をロボットが掴み、ワークを移動させます。

NC円テーブル側のベース部分にワークをセットして加工します。
加工が終わったら再びストッカー内にワークを戻し、別のワークを持ってくるといった流れになります。

気になる「PCX138」の繰り返し精度は5μmと非常に高精度。エア駆動のため自動化に最適です。

PRポイント

周辺機器を含めた一括提案が強み

段取り作業の自動化を図る上で、関連する周辺機器の存在は非常に重要です。丸物ワークはチャック、角物ワークはバイスとそれぞれ異なる治具、そしてロボット側にはワークを掴むためのロボットハンド、そして「PCX138」を取り付けるNC円テーブルが必要です。

そこで、「Kitagawa」ブランドの強みが発揮されます。
同社では小型のバイスからチャック・油圧式およびエアー式のチャック・ロボットハンド・NC円テーブルと必要な周辺機器をすべて取り扱っており、一括で提案が可能です。メーカーが統一されていれば万一のトラブルの際でも非稼働時間を最小限に留められるので、安心して導入できる点も強みです。

必要な機器がすべて提供可能な「Kitagawa」ブランドならではの自動化提案、パレットクランプ「PCX138」。ぜひ一度チェックしてみてください。