「DIPS」とは

「DIPS」は、ドライアイスを使用したまったく新しいクーラントシステムです。

切削液を使用しないドライ加工の環境下でも効果的な冷却を実現！特に難削材の加工で効果を発揮します。

液化炭酸ガスボンベから液状の二酸化炭素を装置内に引き込みドライアイス粒子を生成。
ノズルから－79.8℃のドライアイス粒子と＋60℃のエアーを同時に加工点に噴射します。

なぜドライアイスがいいの？

ドライアイス粒子は切削点に衝突した際に膨張し、周辺部分の酸素を排除します。

工具とワークの冷却を行うと同時に切削点周辺を低酸素濃度の状態とすることで工具の酸化摩耗を抑制します。これにより工具寿命の大幅アップを実現することができます。

「DIPS」のユニット構成

• DIPS本体　コントロールユニット+メインユニット
• 電源　AC100Ｖ
• ノズル長さ  最大3m
• 付属品 エアーユニット、ガス配管
  ※工場エアー(0.45Mpa)及び液化炭酸ガス(サイフォン管タイプ)はお客様側にてご準備をお願いいたします。

「DIPS」の導入メリット

１．難削材のように削りづらく、かつ工具の温度上昇により工具摩耗が激しい加工に最適です。
２．ドライアイス粒子は大気圧下で瞬時に昇華・ガス化します。そのためドライアイス噴射の際にも
　　ワークにはキズ等一切つきません。切削液を使えない加工にも非常に有効です。
３．加工液の使用量も削減できるため、SDGsの観点からも注目の技術です。

まとめ

「DIPS」はマシニングセンタや旋盤、研削盤など様々な工作機械に搭載できます。装置も非常にコンパクトなため、機械のサイズを選びません。

使用時は手動でON/OFFを行うタイプ、または工作機械のNC装置からON/OFFできる外部運転仕様があるので、お客様の使用環境にマッチしたタイプが選択できます。

お客様先での「DIPS」の実機デモを随時行っておりますので、ご希望の際はお気軽にこちらからご連絡ください。

ドライアイスを使った新しいクーラントシステム「DIPS」の優れた特長をぜひお客様ご自身の目でお確かめください！