コレットの必要数を最大90%も削減!「データワン コレットホルダ」

MSTコーポレーションが提供する「データワン コレットホルダ」。コレットの締り代が最大2mmと大きな締り代を持つコレットホルダです。 中間ナット締付け方式で操作が簡単な「DTA型」、シンプル構造で価格が安く高速回転にも対応の「DTB型」、剛性があり3種類のクーラントスルーシステムに対応の「DTE型」の3タイプが用意され、様々な加工にも柔軟に対応してくれます。

引きコレット方式によって大きな締り代と高精度チャッキングを両立する「データワン コレットホルダ」を今回はレビューします。

特徴

3種類の型式をラインアップ

「データワン コレットホルダ」には、操作が簡単なナット締付方式の「DTA型」、高速回転対応の「DTB型」、クーラントスルーに対応した「DTE型」の3種類がラインアップされています。

「DTA型」は中間ナット締付け方式で操作が簡単であることが特徴です。

「DTB型」はシンプルな構造で、価格が安く、高速回転にも対応しています。先端にナットがないする無な形状のため、壁際の加工でも刃物の突き出しを抑え、安定したドリル加工が行えます。

「DTE型」は「データワン コレットホルダ」の中でホルダ径が最も太く剛性があります。また、3種類のクーラントスルーシステムに対応できます。

「コレットスルー」は、刃物を把持しているコレットのスリ割からクーラントが出ます。

「スキマスルー」は、取り付けた専用のスペーサーからクーラントが出ます。油穴の無い工具でも高圧クーラントの性能が発揮できます。

「刃物スルー」は油穴付き工具用となっており、専用のスペーサーを取り付けることで刃先からクーラントを出すことができます。

同一のコレットホルダでありながらも、加工内容に合わせたクーラントスルーシステムが選択できます。

最大2mmの締り代でコレット数を大幅削減

「データワン コレットホルダ」は、コレットに最適な弾性を持たせることで、必要なコレット数の大幅削減を実現しています。必要数が少なくなるため管理もしやすくなるというメリットもあります。


1つのコレットで最大2mm締まるため、例えばD12タイプのコレットの場合、φ2.5~φ13の6つのコレットで106サイズのドリルがチャッキングできます。ドリルやタップ加工に非常に適しています。

コンパクト形状

「データワン コレットホルダ」の先端は、ナットのないスリムでコンパクトな形状です。ワークや治具との干渉を最小限に抑えることができます。

PRポイント

様々なサイズバリエーション

使用する工具径に合わせた3種類のコレットがあり、超精密級である「D3コレット」の振れ精度は驚異の3μmです。

最小限のコレット数で多くのドリルがチャッキングできる「データワン コレットホルダ」。コストパフォーマンスを重視する方から高い剛性を求める方まで幅広く対応してくれるツールです。気になった方は是非一度お試しください。