クラス最小サイズのファイバーレーザーマシン「FLシリーズ」

MIYAiが提供するファイバーレーザー加工機「FLシリーズ」。コンパクトな外観が非常に特徴的な本シリーズは、集塵機・発信機・制御機を搭載してもなお他社の4×8尺クラスを下回るサイズを実現した、世界最小クラスのファイバーレーザー加工機です。

省スペースで導入可能なので、設置スペースが限られる場所でも大いに活躍してくれる1台。そんな「FLシリーズ」を今回はレビューします。

特徴

圧倒的省スペース

機械本体は集塵機・発信機・制御機を搭載しつつも非常にコンパクトなサイズを実現。有効切断長は最小の1m×1.2mから1.5m×3mのフルサイズ機まで計4機種をラインナップしています。

機械サイズがコンパクトのため、限られたスペースで設備投資するお客様にも喜ばれるサイズ感です。また、サイズに幅を持たせたラインナップとなっているので大手から町工場まで幅広いユーザー層でお使いいただけます。使用環境に合わせた最適な機種が選択できるだけでなく、端材切断用のサブ機としても活躍します。

業界初!3方完全開放

機械の正面と天井にスライド扉、そして後部にバタフライドアを設けることで3方向が開放!角に柱すら残さない業界初の3方完全開放を実現しています。作業性の向上はもちろん、フルオープン構造のため単体機として導入できます。パレットチェンジャーの必要もありません。

ランニングコストも大幅削減

本シリーズはファイバーレーザー光源のため、CO2レーザー加工機で必要なレーザーガスが不要です。消費電力もCO2レーザー加工機と比較して1/3以下!消耗品コストと電力コストの両方を大幅に削減できます。

PRポイント

発振器にはシングルモジュールファイバーを採用

レーザー発振器にはシングルモジュールファイバーを採用。優れたビーム品質とエネルギー密度、省スペースを実現しています。切断品質の向上だけでなく、CO2レーザーでは不可能だった高反射材の切断加工が可能です。

標準搭載の機能も充実

制御盤には機械内部を確認できるカメラを搭載(標準は1台。オプションで2台まで搭載可)。また、CAD/CAMを標準装備しているので別途ネスティングソフトを追加する必要がなく、機械の据え付け後はすぐに加工が開始できます。

また、高速・高精度な高さ倣いセンサーを利用したワンタッチ心出し機能による円形ワークの自動心出し、ワンクリックでのワークの傾きの自動補正が可能。これまで必要だった心出し用治具や中心あわせが必要ありません。

その他にもオーバーヒートを防止するための制御盤内の冷却クーラーや自動洗浄ノズルクリーナー、自動ノズル交換機能など様々なオプションを用意。なお、これらのオプションは機械の導入後にも追加が可能です。

手軽すぎるくらい、使いやすい

実際のCAD/CAM操作をひと通り見せてもらいましたが、かなりシンプルな操作体系になっており、初めて使う方でも数時間のレクチャーですぐに使い始められる印象を受けました。また、制御盤のOSはWindowsなので、パソコンが使えればこちらも数時間で操作をマスターすることができそうです。

切断条件のマスタデータもあらかじめ登録されており、かつ簡単な操作性なので機械の搬入から操作指導までを含めて最速で1日という早期立ち上げの実績があるという点もストロングポイントです(通常は搬入とテスト稼働で1日、翌日の操作指導で計2日間のスケジュールです)。

「手軽すぎるぐらいに使いやすいのが、強み」のファイバーレーザー加工機「FLシリーズ」。
さらに省スペース・低ランニングコストで運用できる本シリーズは、切断加工の現場で大活躍間違いなし!シンプルな操作性なので立ち上がりもスムーズな点も魅力です。レーザー加工機をご検討の際は、ぜひ本シリーズをチェックしてみてください。