使わないのはもったいない!マルチなNCデータ編集ソフト「編集長」

ーエムエンジニアリングが提供する「編集長」は、NCデータ編集・NCデータのシミュレーション・NCデータの通信機能を備えたソフトウェアです。

単体で「編集長」を利用しているユーザーの方も多いかと思いますが、実はCAD/CAMソフト「Mastercam」をジェービーエムエンジニアリングから導入すると「編集長」も同時に利用できるようになり、さらにMastercamのソフトウェア保守を契約している間は継続して「編集長」を利用することができます。

このように利用できる権利を持っているユーザーも多い「編集長」ですが、機能を100%活用しているというユーザーはまだ少ないような気がします。
使ってみると非常に便利な「編集長」。改めてその機能と活用方法に注目してみましょう。

NCデータ編集機能

「編集長」の導入ユーザーの多くは、学校関連や職業訓練校などの教育機関です。導入の決め手となっている大きな理由はNCデータの編集機能です。

「編集長」では、編集画面に表示されているNCデータ上にカーソルを移動すると、カーソル位置にあるNCデータ(Gコード)のヘルプ画面が立ち上がり説明文が表示されます(ただし、ファナックベースのNCプログラムをベースとした説明のため、他のNC制御装置をお使いの場合は内容が異なる可能性があります)。

後述するシミュレーション機能と連動しているのも大きな特徴です。
描画されるシミュレーションの確認中に修正したい箇所が出てきた場合、対象箇所をマウスでクリックするとNCデータを直接修正することができます。シミュレーションで確認している途中で気づいた箇所を修正できるのは非常に便利ですね。

これらの機能が教育現場でのNCプログラム教育で活用されています。皆さまの企業でも新入社員研修などで活用されてはいかがでしょうか。

シミュレーション機能

「編集長」では、NCデータのシミュレーションが行えます。


「Mastercam」にもシミュレーション機能がありますが、これはあくまでもMastercamで作成したツールパスデータをシミュレーションするものです。「編集長」のシミュレーション機能は、Mastercamで作成したツールパスデータをポストプロセッサ処理し、NCデータとして生成されたものをシミュレーションします。工作機械で実際に加工するデータをシミュレーションするため、加工前に正確なデータの確認が行えます。シミュレーション可能な工作機械はマシニングセンタ、NC旋盤、ワイヤー放電加工機、NCルーターなどです(ただし、マシニングセンタは同時3軸加工までの対応となるため、3軸のマシニングセンタでご利用ください)。

通信機能

「編集長」は、パソコンと工作機械をRS232Cケーブルでつなぎ、NCデータの通信を行うことができます。「編集長」を単体で導入されるユーザーは、この通信機能を目的としたケースが多く見られます

特に、これまでは違うソフトを使用してパソコンと工作機械の通信を行っていたものの、パソコンの入れ替えやOSのバージョンアップなどでソフトが対応できなくなったり、使っていたソフトのメーカーが無くなってしまったなど、何らかの理由でパソコンと工作機械の通信ができなくなった場合に「編集長」が解決策となるケースが多いようです。「編集長」は新しいバージョンのOSにも対応しているため、パソコンの環境に依存せず使用できるという点は大きなメリットです。

非常に幅広く活用できる「編集長」。利用できる権利をお持ちの潜在ユーザーの方々は、これを機に「編集長」の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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