2軸のといし軸が単独駆動し研削作業を効率化!「IGM15NCⅢ-2B」
岡本工作機械製作所が開発する精密内面研削盤「IGM15NCⅢ-2B」。2軸のといし軸が単独駆動することにより複合的な研削加工を実現。さらに文字レス対話ソフトによる高い操作性を兼ね揃えたハイパフォーマンスモデルです。
今回は、同社のグローバル戦略機種として位置づけられている「IGM15NCⅢ-2B」をレビューします。
特徴
加工データ自動設定機能
「IGM15NCⅢ-2B」は、加工データ自動設定機能により砥石の粒度・といし径・といし幅を入力した後、ワーク定寸径を入力するだけで最適な研削条件とドレス条件を自動作成します。
ファイル管理は21種類のといしデータとワークデータが登録対応。汎用内面研削盤とは思えない操作性を兼ね備えています。また、従来機と比較してワークサイズの大径化も図られており、内径の加工範囲はΦ6mm~Φ150mmまで対応しています。
2軸のといし軸が単独駆動し、多彩な内面研削を実現
といし軸を2軸保有しているため、内面研削・外面研削ごとに砥石を選定し、番手違いを搭載することも可能です。全閉カバー、といし軸ACスピンドルモータ、工作主軸ACサーボモータを標準化しているだけでなく、安定した送り・切込みにより研削焼けを抑え、高い加工精度を実現しています。
加工方法も、ストレート加工から2軸NC制御の複雑加工まで様々なパターンを実現します。
PRポイント
文字レス対話ソフトで加工データ作成も簡単
パネルボタンを見ながらタッチ操作を行うだけで、複雑形状の加工まで対応できます。
画面には文字がなく、さらにタッチパネルを採用することにより不要なスイッチ関係を省いています。文字レスにすることで使用言語の変更が必要なくなるため、国内だけでなく海外での利用も視野に入れた仕様となっています。
機内計測にも対応
直接定寸装置等の機内測定もオプション対応。ワークを取り外さず、機械内でワークの寸法を測ることができます。
加工データ自動設定機能が研削加工のスキルレス化を実現。そして、操作パネルに文字レス対話ソフトを採用し、グローバルな拡販を展開する「IGM15NCⅢ-2B」。ぜひ「キカイカタログ」からその詳細情報をご覧ください。