多彩な加工バリエーションをもつ5軸加工機「DMU monoBLOCK」シリーズ

人間工学に基づく独自の機械構造を採用したDMG森精機の「DMU monoBLOCK」シリーズ。
作業性と操作性に優れ、多彩な加工バリエーションをもつ5軸加工機です。

特徴

・同時5軸加工・旋削/ミーリングによる複合加工・高速ミーリング・重切削など、あらゆるニーズに対応する多彩な加工機能を有した5軸マシニングセンタです。

・最大φ1,250×1,000mmのNC回転傾斜テーブルが搭載されており、割り出し加工や同時5軸加工において高い生産性を実現します

・自動パレットチェンジャやロータリーストッカなど、豊富な自動化オプションを選択できます。

PRポイント

旋削機能が搭載可能

最高回転速度1,200min-1、最大トルク5,400N・mのFD(旋削)テーブルにより、ターニングおよびミーリングによる複合加工が可能。1回のクランプで加工が完了でき、工程集約を実現します。

豊富な回転テーブルオプション
さまざまなアプリケーションに対応する豊富な回転テーブルオプションが用意されています。

サイズバリエーション
「DMU monoBLOCK」シリーズには、以下のラインナップが用意されています。

DMU 65 monoBLOCKDMU 85 monoBLOCKDMU 105 monoBLOCKDMU 125 monoBLOCK
移動量(X/Y/Z軸)mm735/650/560935/850/6501,135/1,050/7501,335/1,250/900
テーブルサイズ*mm1,000×650φ6501,200×850φ850×7501,400×1,050φ1,050×8501,600×1,250φ1,250×1,000
テーブルの
最大積載質量**
kg3,000600
(1,000)
4,0001,000
(1,500)
5,0001,500
(2,000)
6,0002,000
(2,600)

*  左:固定テーブル、右:NC回転傾斜テーブルのサイズです。
** カッコ内は両側ギア駆動を備えたNC回転傾斜テーブルの場合の最大積載質量です。

高精度パッケージの選択でさらなる精度向上を実現

標準仕様の熱変位対策などに加え、X/Y軸モータおよびY軸モータプレート冷却、Y/Z軸ボールねじ軸心冷却、A/C軸のマルチセンサ補正、その他選び抜かれた構成部品で高精度化を実現します。

「3Dクイックセット」で回転軸の幾何公差を補正

タッチプローブと校正球(真球)を使い、5軸加工機における回転軸の幾何公差を簡単に測定・補正することができるテクノロジーサイクルです。加工精度の低下につながるような幾何公差を自動で測定し、測定結果を自動でパラメータに反映させ補正することができます。

非接触機上計測システムが搭載可能

最新のセンシング技術を用いて工作機械上でワークの自動計測を行うことができます。システムに使用する非接触タイプのレーザスキャナはニコン社製を使用。ニコン社が持つ計測技術ノウハウとDMG森精機のセンシング技術が融合した高速・高精度な計測システムです。

DMG MORI gearMILL
従来は専用機を含む複数の工作機械を用いて、ホブカッタやピニオンカッタなどの専用工具で行っていた歯車加工を、5軸マシニングセンタと汎用のエンドミルやカッタで加工するテクノロジーサイクルです。歯車の諸元や使用工具の設定などギア加工に特化した対話プログラムにより簡単に作成し、さまざまな歯車加工の効率化が図れます。

グラインディング(研削加工)
5軸加工機やマシニングセンタで研削加工を行うテクノロジーサイクルです。5軸加工機やマシニングセンタに対話型の研削プログラミングソフトを組み込むことで、研削加工の工程集約が可能です。

「DMU monoBLOCK」シリーズは、多彩な加工バリエ―ションと豊富なオプションで、半導体・航空宇宙・エネルギー・医療部品・自動車などの様々な産業向けの加工ニーズに応える5軸加工機です。

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