積層が切り拓く航空宇宙イノベーション |金属3Dプリンター「Meltio」

「Meltio」は、先進航空宇宙技術センター(CATEC)との協業により、新たなユースケースを創出し、金属積層造形(AM:Additive Manufacturing)の可能性をさらに広げています。

本プロジェクトは、「Meltio」によるワイヤーレーザー指向性エネルギー堆積(DED)技術が、スペインの航空宇宙分野において戦略的ツールとして重要な役割を担うことを示す取り組みです。

今回は、金属3Dプリンター「Meltio」と先進航空宇宙技術センター(CATEC)が共同で進めるプロジェクトを紹介します。

●金属3Dプリンター「Meltio M600」

●金属3Dプリンター「Meltio Engine CNC 」

●金属3Dプリンター「Meltio Robot Cell」

プロジェクトの概要

  • システム:Meltio
  • 分野:航空宇宙
  • 素材:インバー合金
  • 造形時間:71時間34分

航空宇宙分野におけるイノベーション

航空宇宙産業は、品質・性能・信頼性のすべてにおいて極めて高い水準が求められる分野です。各部品は、過酷な環境条件下において最高レベルの安全性と効率性を維持する必要があります。

こうした厳格な要求に応えるため、先進航空宇宙技術センター(CATEC)は、応用研究および技術開発の分野において、ヨーロッパを代表するベンチマーク機関としての地位を確立してきました。

CATECは、金属3Dプリンター「Meltio」のワイヤーレーザー指向性エネルギー堆積(DED)技術を導入することで、航空宇宙製造における最先端ソリューションを提供するという使命を、さらに前進させています。

この技術統合により、金属部品の新規製造および補修・修理の両面において新たな可能性が広がり、企業が競争優位性を確立するための強固な基盤が構築されました。

航空宇宙製造を次のステージへ

「Meltio」のソリューションは、他の積層造形技術とは一線を画し、CNC工作機械、ロボットアーム、スタンドアロン型3Dプリンターへシームレスに統合できる設計が特長です。

この柔軟なアプローチにより、スケーラビリティと高い適応性が求められる航空宇宙分野の研究開発環境において、極めて高い親和性を発揮します。

Meltioがもたらす主なメリット

●部品の修理・新規製造

重要な航空宇宙部品のライフサイクルを延長し、材料廃棄物と製造コストの削減に貢献します。

●施策から生産までの高速化

設計変更から造形までのリードタイムを短縮し、イノベーションサイクルを大幅に加速します。

●マルチマテリアル対応

高性能が求められるハイブリッド構造や、機能的に傾斜した部品(FGM)の製造を可能にします。

●産業スケーラビリティ

研究開発段階から量産フェーズまで、大規模な設備変更を伴うことなく、段階的な導入・展開が可能です。

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