超効率化を実現する!三方片開き全自動包装機「SS-031」

日本シーリングが提供する三方片開き全自動平面包装機「SS-031」。

商品を置くだけで袋詰めから脱気、シール、カットを自動化する本機は、包装作業の超効率化を実現します。

今回は三方片開き全自動平面包装機「SS-031」の魅力をレビューします。

「SS-031」特徴

機械寸法

コンパクト設計の本体ボディーにより、レイアウトのダウンサイジングを実現しています。

これによりスペースを有効に活用することが可能になり、コンベアーに接続する生産ライン構築の柔軟性向上や置き場スペースの拡充など、多くのメリットをもたらします。

機械長さ4,012㎜(コンベアは除く)
機械幅982㎜(本体900㎜)
機械高さ2,181㎜(本体1,997㎜)
機械重量約600kg
中筒寸法縦200㎜×横340㎜(長さ700㎜まで)
入口寸法縦320㎜×横405㎜(長さ700㎜まで)

機械仕様

電源AC100V
使用電力最大1,000W
エア圧力0.6MPa
エア使用量55/1包装
フィルム種類PP PE HD
フィルム幅650㎜(片閉)
フィルム厚みPP、PE:17μ以上  HD:12μ以上
処理能力240袋/1h

「SS-031」PRポイント

作業効率を高めるポイント

「SS-031」には、作業効率を高めるための工夫が随所に施されています。

包装に使用するフィルムは、2つ折りロールフィルムを採用しており、装置全体をコンパクトにまとめています。また、本体の扉は透明仕様となっているため、フィルムの残量を目視で確認でき、交換のタイミングを簡単に把握することができます。

さらに、フィルム補充時にはスライド式扉によって軽い力で開閉が可能です。補充位置も低めに設計されているため、重量のあるフィルムでも無理なく簡単に交換できます。

作業効率を抜群に高める

「SS-031」を導入することで、従来の包装作業と比較し、大幅な作業時間の短縮を実現できます。

たとえば、バスタオル20枚×50袋(合計1,000枚)の集合包装を行う場合、手作業では1名の作業員で約50分を要します。

一方、「SS-031」を使用すれば、同じ数量の包装をわずか12.5分で完了。約75%の作業時間を削減し、生産効率を飛躍的に向上させます。

さらに、作業者はタオルをセットしてボタンを押すだけのシンプルな操作で作業が完了するため、省人化と作業負担の軽減にも大きく貢献します。

導入事例

株式会社シンコー

おしぼりのレンタル業を展開する株式会社シンコーは、タオル部門での新事業開始に向け、補助金を活用してタオルの仕上げラインを新設しました。

その新設ラインに導入されたのが、タオル専用自動包装機「SS-032」です。

タオルフォルダーと「SS-032」を連結し、運搬作業や袋詰め作業を自動化。省人省力やライン稼働時間短縮を見込めるラインを構築しています。

「SS-032」導入前における同社のタオル包装は、すべて手作業で行われていました。

タオル50枚をまとめて袋に入れて口を絞り、作業者が上から体重をかけて脱気とテープを貼る作業は、特に女性にとって重労働となります。

しかし「SS-032」導入後は、商品を投入コンベアにセットしてスタートボタンを押すだけで、脱気・前面シール・カットすべてを自動化でき、作業の負担を大幅に削減しました。

また圧縮した状態で包装する「脱気包装」は、結束なしでコンテナワゴンに積み重ねても運搬時に荷崩れしないといった特徴があります。手作業で行った包装と比較して40%ほど嵩が低くなり、運搬用のワゴンに従来の2倍近く積載できるといった効果が出ています。

そのほか、包装を自動化したことにより、包装作業にあたる担当者を2名から1名に省人化する効果も見込めています。

株式会社すずらん商事

旭川市を中心におしぼりレンタル事業を展開する株式会社すずらん商事。

新事業として力を入れるタオルの効率的な生産に向けて、タオルフォルダーへの投入を自動化する設備やタオル専用自動包装機「SS-032」を導入し、「投入→たたみ→包装」の作業を自動化しています。

タオル専用自動包装機「SS-032」は、タオルを投入コンベアにセットしてスタートボタンを押すだけの簡単操作で、たたみ以降の工程である脱気から全面シール・カットすべての工程を自動で行います。

   バスタオル20枚セット
フィルムに入り、プレスして脱気
圧縮した状態でコンパクトに包装

また圧縮した状態で包装する「脱気機能」により、結束を必要とせずコンテナワゴンに積み重ねが可能。配送コストの削減に大きく貢献します。

   脱気包装したタオルをリネンバッグへ
   ワゴンの荷崩れもなく積み込みやすい