高精度な位置決め、素早いクランプで機械稼働率を大幅アップ!「Q-ロックエレメント」

ナベヤが提供する「Q-ロックエレメント」。治具の交換を「誰でも素早く高精度に、なおかつ簡単に」行うことをコンセプトに開発された本システムは、治具やワークの位置決めとクランプをワンタッチで同時に行うことができる画期的な治具段取りシステムです。

ラインナップは「ネジ式」「空圧式」「油圧式」の3種類があり、繰り返し位置決め精度は3種類ともにXYZで3ミクロン以内と非常に高精度。今回はこの「Q-ロックエレメント」の特徴をレビューします。

特徴

段取り時間短縮で生産性を向上

「Q-ロックエレメント」を活用することで、治具の段取り時間を50~70%短縮することが可能。簡単 & 短時間 & 高精度な治具の段取り替え作業が実現できます。

「Q-ロックエレメント」の高い繰り返し位置決め精度により段取り後の芯出し作業も不要。機械の稼働時間が大幅にアップすることで、生産性の向上が見込めます。

外段取り化による機械の稼働率向上

また、「Q-ロックエレメント」を活用してワークを外段取り化することで、機械の稼働率も大幅なアップが図れます。

「Q-ロックエレメント」油圧式の使用事例

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用途に合わせた3つのタイプ

「Q-ロックエレメント」には「ネジ式」「油圧式」「空圧式」の3タイプがあります。それぞれ特徴があり、条件や用途に合わせた選定によって「Q-ロックエレメント」をより効果的に活用できます。

ネジ式」は設計・製作が容易で低コストなのが特徴です。初期費用や設計・製作の手間を抑えたい場合、交換頻度が少ない場合、既設のマシニングセンタに後付けをしたい場合などでは「ネジ式」がオススメです。

「油圧式」は切削推力が大きい加工に向いているのが特徴です。多品種大量生産など、治具やワークの交換頻度が多いケースで効果を発揮します。夜間や休日でも機械を稼働するなど、自動化ニーズにも対応しています。特に「油圧式」は、門型マシニングセンタなどワークサイズの大きい加工に最適なエレメントとなっています。

空圧式」は切削推力が小さい加工に向いているのが特徴です。「油圧式」と同様に多品種大量生産・自動化をターゲットとしていますが、「空圧式」は30番のマシニングセンタなど、加工負荷が小さい加工に最適なエレメントです。

加工を止めている時間をいかに減らしていくかという課題は製造業に携わる方々にとって長年の共通課題となっています。段取り時間を短縮できる上に、治具取り替え操作も簡単な「Q-ロックエレメント」。「ネジ式」「油圧式」「空圧式」から自社の加工スタイルに合わせた最適解な製品を選ぶことが可能です。夜間や休日の稼働など自動化にも対応可能なシステムなので、新しい加工スタイルへ取り組む際のアイテムとしてご検討してみてはいかがでしょうか。