前モデルからの大幅進化で「ワンランク上の加工」を実現!精密CNC複合加工機「SC-200 Ⅱ」

中村留精密工業が提供する「SC-200 Ⅱ」。「ワンランク上の加工へ」をコンセプトに開発された本機種は、高い加工剛性・安定性を実現した8インチのシングルタレット型複合加工機です。

前身である「SC-200」の良いところは踏襲しつつ全面刷新された最新機種、「SC-200 Ⅱ」を今回はレビューします。

特徴

コンパクトボディながらパワフルな加工機能

「SC-200 Ⅱ」は8インチクラスの複合加工機なためコンパクトな設計となっています。しかし、最大加工径はφ390mm、カバー上のワーク振りはφ700mmと広い加工エリアを確保しており、10インチチャックの搭載も可能です。また、主軸モータ出力も15/11kW(オプション仕様で18.5/15kW)と従来機種よりパワーアップ。バー能力やY軸ストローク量もアップしており、あらゆる面で前身の「SC-200」を超える加工機能が装備されました。

ミーリングによる多面加工もお手のもの

「SC-200 Ⅱ」は加工エリア上部にタレットが1つあり、左下に1本の主軸を持つ「1スピンドル1タレット」の構成です。テールストックも備わっているので長尺物の加工でもワークをしっかりサポートし、安定した加工が実現できます。

タレットには回転工具が取り付けられる仕様となっており、ミーリング加工も可能です。「Z軸」「X軸」「Y軸」「ミーリング軸」など、「SC-200 Ⅱ」が持つあらゆる加工軸を駆使することで、ミーリングによる多面加工もお手の物です。

PRポイント

コンパクトボディで設置スペースの問題もクリア

ワークサイズの大きい機械を導入検討の際に一番の課題となるのは設置スペースです。しかし、こうした課題も「SC-200 Ⅱ」であれば問題ありません。

一般的に最大加工径がφ390mmの機械はボディサイズの大きいものが多いのですが、「SC-200 Ⅱ」のボディサイズは8インチクラスと非常にコンパクト。設置スペースを気にする必要がありません。

消費電力、潤滑油消費量の大幅カットで環境面にも配慮

油圧ユニットはインバータ制御により消費電力量を約21%カット、潤滑油消費量も約54%カットを実現し環境面への配慮を実現。同時にランニングコストの削減にも寄与します。

好評を得ていた前身モデルに改良を重ね、加工性能を向上させつつもコンパクトサイズを実現した「SC-200 Ⅱ」。まさに「ワンランク上の加工」を実現する複合加工機です。コンパクトな複合加工機をご検討の際は、ぜひ同社にて実機をご覧になってください。