バリ取り・面取りツール「スナップツール」
大昭和精機が提供する、バリ取り・面取りツールシリーズの1つ「スナップツール」。
ドリル穴の表・裏のバリ取り・面取りを行う本製品は、従来手作業でしかできなかった小径穴の裏面取りをマシニングセンタで自動化することを可能にします。
今回は「スナップツール」の魅力をレビューします。
特徴
小径の下穴にも対応する豊富なラインナップ
「スナップツール」には、SNAP 2/3/4タイプ、SNAP5タイプ、SNAP8タイプ、SNAP12タイプの4種類がラインナップされています。
それぞれのタイプによって対応する下穴径が異なり、SNAP 2/3/4タイプがΦ2~5.0、SNAP5タイプがΦ5~8、SNAP8タイプがΦ6~13、SNAP12タイプがΦ12~21.5と多様なバリエーションを展開しています。特に、最小径Φ2まで小径穴に対応できるのは本製品の最大の魅力です。

シンプルな構造の裏表バリ取り
「スナップツール」は本体内部にスプリング・ばね押さえ・、セットスクリュを内蔵しており、先端部分に面取りを行うブレードを取り付けて使用します。
ブレードの着脱や内部のバネ圧調整も非常に簡単で、ワークを選ぶことなく使用できるシンプルな構造となっています。

PRポイント
たった1パスで裏表を面取り!
「スナップツール」での面取りは機械主軸を正回転させ、下穴を通過させるだけと非常に簡単です。
ドリル穴へ進入する際にブレードが表側の面取りを行い、ワークを通過して戻るタイミングで裏面の面取りを行います。つまり、たった1パスで表裏両方の面取り加工が可能になるというわけです!
これまで手作業でしか行うことができなかった小径穴の面取りもマシニングセンタで行うことができ、取り残しやばらつきも出ない点も魅力的です。

ブレード交換
「スナップツール」のSNAP 2/3/4タイプは、「ハンドリング部を装着後に折る」という新発想の方式を採用しています。
Φ2用といった扱いにくい極小のブレードでも簡単に交換が可能になり、ストレスを感じることなくブレード交換を行えます。

小径穴の面取りの自動化は「スナップツール」で。
手作業をマシニングセンタに置き換えることでバリ取り・面取り作業を効率化。さらに製品の品質向上にも大きな効果を発揮する実用的なツールとなっています。小径穴のバリ取り・面取り作業に悩まれている際は、ぜひチェックしてみてください。