拡大する多種多様な測定ニーズに対応「XYZAX AXCEL RDS」

東京精密が提供する「XYZAX(ザイザックス) AXCEL」は、高精度・高速・高耐環境性と多彩なプローブシステムを兼ね備えたグローバルスタンダード機の位置付けとなる三次元座標測定機です。

同シリーズの「XYZAX AXCEL RDS」は高精度な測定性能や測定の効率化はもちろん、非接触測定にも対応可能な高精度スキャニング測定モデルとなっています。

特徴

新開発の高剛性ブリッジ

三次元座標測定機に重要なブリッジの剛性は、測定精度に大きな影響を及ぼします。
「XYZAX AXCEL」は新開発の高剛性ブリッジを採用することでX軸ガイドの構造を全面的に見直し、Y方向・ねじれ方向の剛性を大幅に高めました。

Y軸4方向エアパッド支持

Y軸ガイドを上下左右の4方向からエアパッドで支持する構造が新たに開発されました(特許取得済)。この構造により、ブリッジをY方向に移動させた際に生じる振れが抑制され、プローブ先端の振動を低減することで、さらなる高精度化を支えています。

駆動機構の見直しにより実現した脅威のスピード

従来のベルト駆動から、新たに開発された駆動方式に変更することで運動性能が大幅に向上。従来機と比較して駆動速度64%アップ、加速度35%アップをそれぞれ実現しました。測定時間短縮に大きな効果があります。

精度保証温度15℃~30℃

X軸ガイドやY軸キャリッジが直接温度変化の影響を受けないよう、新設計のカバーが採用されました。さらに温度変化による石定盤の変形を抑える構造を取り入れることで、温度変化の影響を最小限に抑制して高精度を維持し、精度保証温度範囲を15~30℃に広げました。この広い精度保証温度範囲は、測定室の温度管理に掛かるコストの低減にもつながります。

2軸回転式ヘッドRDS、スキャニングプローブVAST XXT搭載

RDS-C5は「XYZAX AXCEL RDS」が標準搭載する自動首振りプローブヘッドです。水平方向、垂直方向どちらにも5度ピッチで±180度回転し、最大5,184通りの位置決めが可能。スキャニングプローブVAST XXTと組み合わせることで、さまざまな角度から高精度な首振りスキャニング測定が行えます。

非接触式画像プローブViSCANの活用

ViSCANは、RDSヘッドに取付けることができる非接触画像プローブです。RDSヘッドとの組み合わせにより、さまざまな角度から画像測定が行えます。接触式プローブ同様に、手動測定・自動測定が行えます。スタイラスが接触できない極小ワークや小さな穴・溝のあるワーク・変形しやすいワークや薄いワークなどに効果的です。

非接触式ラインレーザプローブ LineScan2システム

LineScan2はRDSヘッドに取付けることができるレーザプローブです。半導体レーザを発振させワークの反射光を受光して大量の測定点を取得します。大量の点群データを取得してのリバースエンジニアリングや面計測による形状測定時間を短縮したい場合などに有効です。

PRポイント

クラストップレベルの高精度

「XYZAX AXCEL」は、新開発の高剛性ブリッジの採用と、Y軸ガイドを上下左右4方向からエアパッドで支持する新構造でクラストップレベルの高精度を実現しています

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