【中小企業GOTCHA】大分県・豊洋精工株式会社 大添工場_後編

ものづくり大国と呼ばれた日本の土台として、今も高い競争力を持っている工作機械産業。

「VIDEFIT(ビデフィット)」は、そんな工作機械産業を中心に、製造業界に関連したあらゆるコンテンツが集まる動画ポータルサイトとして誕生しました。

今回は、動画ポータルサイト「VIDEFIT」から学生や若者が本当に知りたい企業のリアルを直撃取材し、
中小企業と若者・若者のマッチングを応援するプロジェクト【中小企業GOTCHA】の取材記事をご紹介します。

取材先は、豊洋精工株式会社・大添工場。後編では、生産課・佐藤さん、新規担当・金谷さんのインタビューをお届けします。

大分大学経済学部社会イノベーション学科の学生が取材を担当し、豊洋精工株式会社 大添工場の魅力を余すことなく引き出しています!

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豊洋精工株式会社の会社概要

社名:豊洋精工株式会社

所在地:大分県国東市安岐町大添454番地1

企業ホームページ:https://hoyo-g.jp/

豊洋精工株式会社は、プラスチック部品の成形や組み立て、品質管理までのものづくりを行うプロフェッショナル集団です。主な製造品目として、自動車の内装や外装、機能部品や一眼レフの部品を製造しています。

生産課・佐藤さん|インタビュー内容

――雰囲気や社風は?

学生:雰囲気や社風はどのような感じでしょうか。

佐藤さん:年上の方々が多い環境ではありますが、分け隔てなく意見を言い合える環境で、作業もしやすい職場だと感じています。こちらの意見も尊重し、挑戦することには背中を押してくれて、フォローもしっかりしてくれます。

――仕事のやりがいは?

学生:仕事のやりがいはどのようなことで感じますか。

佐藤さん:新しいことに挑戦できることです。やりたいことを否定するのではなく、まずやってみようとチャレンジをさせてもらえることに、やりがいやモチベーションを感じています。

――働いてよかったことは?

学生:働いていて良かったと感じることはどんなところですか。

佐藤さん:人に恵まれているところです。

私は数年前から闘病生活をしています。病気が発覚してから進行していく過程で入院を何度かしました。ですが、そのたびにフォローをしっかりしてくれて、手術をしてできる仕事に制限がある中でも役割をしっかり与えてもらえて、評価してもらえる環境は中々ないのではと感じています。

――育休産休が取得しやすい環境については?

学生:育休・産休の制度や環境が整備されているとお伺いしましたが、利用環境はいかがですか。

佐藤さん:私が今、日常行っている測定業務も育休に入っている方が元々担当していた業務になります。産休に入る前、私の様に別の人を配置してもらえるし、育休もギリギリまで使えるので働きやすい環境だと思います。

――育休産休取得者へのフォローなどは?

学生:取得された方への配慮やフォローなどは何かございますか。

佐藤さん:育休が明けて戻ってくる方にも引き継ぎをしっかりしてくれます。お子さんが体調を崩して休むことになっても他の方が作業の応援をしてくれます。あと有休も取得しやすい環境になっていると思います。

――(同僚の)育休産休取得で大変だったことは?

学生:育休産休を取得された方がいる職場で大変だったことはありますか。また、その場合どのようにカバーされていますか。

佐藤さん:測定に必要な検具が前任の担当者しかわからなくて。そのような事情があったので(検具の)番地化を進め、マップを作成しました。番地化することで、必要な時に必要なものを取り出せる仕組みづくりができたと思います。

新規担当・金谷さん|インタビュー内容

――入社を決めた理由は?

学生:はじめに、なぜ御社を選んだのかお聞かせください。

金谷さん:会社の経営理念に共感して入社を決めました。うちの経営理念は「夢を追い常に変化に挑む人間集団であり続け永久の企業繁栄を目指す」という経営理念になっているんですけど、夢を追い常に変化に挑むところに惹かれて入社を決めました。

――働きだして気づいた魅力は?

学生:働きだして気づいた魅力についてお聞かせください。

金谷さん:一番魅力を感じているのは、若いうちから色々とチャレンジをさせてくれて、成長ができるところかなと思っています。

今は新規の担当をしています。いろんなメーカーさんとやり取りをさせてもらう中で色々問題点もあるんですけど、失敗は糧と言いますか、そこで成長していると実感しています。

――苦しんだこととその解決方法は?

学生:入社されて苦しんだこと、そして課題克服について取り組んだことについてお聞かせください。

金谷さん:やっぱり問題点であったりとか、壁にぶち当たった時が一番苦労しました。(課題克服で)やった内容としては、情報収集と相談です。インターネットであったりとか、先輩社員であったり、時にはお客様に直接に相談して、問題の解決に努めました。

――休みの日の過ごし方は?

学生:休みの日はどのように過ごされていますか。

金谷さん:もうすぐ2歳になる子供と公園に行ったり、買い物に行ったりしています。

あとは趣味がゴルフと釣りなので、予定の隙間を見つけては練習したり釣りに行ったりしてます。釣りは会社終わりにも行ってます。なかなか釣れないんですけど(笑)

――仕事をする上で一番大切なことは?

学生:仕事をする上で一番大切なことは何だと思いますか。

金谷さん:うちの会社で言うと、情報共有と履歴を残すことです。わかりやすい資料であったり、説明の仕方だったりを心がけています。

履歴を残すときは、失敗事例や成功事例を残して、私だけで留めておくのではなくてみんなで共有して、全員でレベルアップできれば。

――仕事のやりがいは?

学生:仕事のやりがいはどのような時に感じますか。

金谷さん:新規の自動車部品を担当しているんですけど、実際に走っている車を見たときに(やりがいを)感じますね。

市場に出回るまで、1年~1年半前からずっと準備をしてきて、問題点を解決していきます。思い入れがあるので、実際に走っているのを見ると「おぉ、走ってるな」と。それがやりがいやモチベーションにつながっています。

――会社の雰囲気は?

学生:ずばり、御社の雰囲気はどのような感じですか。

金谷さん:風通しは非常にいいかなと思います。

「異常管理活動」という活動があるんですけど、設備の異常であったり、細かいところだと「ここにほうきがないから欲しい」とか、困りごとを全員で解決していきます。この活動を通して職場の活性化や改善、コミュニケーションにつながっていると思っています。風通しは非常に良いです。

学生:ありがとうございます。質問は以上となります。

インタビュアーの感想

豊洋精工株式会社は、挑戦できる環境があり、失敗を恐れず行動できる企業でした。また、社員同士のコミュニケーションも取れており、お互いがカバーし合える環境でした。

これらのことが、働きやすさと働きがいにつながっていると考えました。
豊洋精工さん、撮影のご協力ありがとうございました。

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