生み出す高精度、工具測定は全自動で!|全自動工具測定機「genius」

ZOLLER Japan株式会社が提供する全自動工具測定機「genius(ジーニアス)」。

世界で1,000台以上の導入実績をもち、グローバルスタンダードな工具測定機としての地位を確立。
全自動、そして高い繰り返し精度により、高精度かつ再現性のある測定を可能にしています。

スタイリッシュでシャープな筐体から高精度の全自動測定を実現する本機は、工具の測定精度に課題をお持ちの方や自動測定機の導入を検討している方にイチオシしたい製品です!

今回はZOLLER Japan株式会社のショールームに訪問し、実機を交えながらその魅力を再認識!

「genius」のあふれる魅力―――。徹底レビューします!

特徴

抜群の機能性

「genius」は高い汎用性を誇り、ソリッド工具の迅速かつ確実な全自動測定を実現しています。

測定精度は、1.5㎛+L/300㎛と高精度な測定が可能。測定範囲は、Z方向:600㎜、X方向:175㎜、そして測定可能な工具直径はΦ100、挟みゲージ直径はΦ400と、さまざまな切削工具に幅広く対応しています。

機内にある測定用カメラが旋回することで、単に長さや径を測定するだけでなく、ありとあらゆる角度から工具を測定することができます。

「genius」の大きな特徴は、測定を行う本体と操作をコントロールする制御盤が分かれている点です。
実はここに高精度な測定を実現する秘訣が隠されています。

一般的な工具測定機は、測定をおこなう場所と制御盤が一体化した設計となっています。

測定場所と制御盤を一体化した場合は筐体サイズをコンパクトにできるといったメリットがある一方、操作を行う際に発生する微細な振動が測定位置に伝わってしまうといった懸念があります。
微細な振動であっても、測定時の精度に悪影響を与えることも…。

その微細な振動すらも見逃さないのが「genius」―――。

本体から制御盤を切り離し独立させることで、操作時に発生する振動を測定場所に伝えることなく高精度な測定を実現しています!

「測定機本体と制御盤を別々にしているメーカーさんは少ないと思いますよ」と、担当者の方がおっしゃるように、「genius」には高精度にこだわった工夫が随所に詰め込まれています。

また、この箱型のボディにもノウハウが詰まっています。

工具の測定というのは非常にシビアで、測定する工具の刃先形状によっては外から差し込む光の反射で測定結果に影響が出るそうです。安定した測定結果を得るために「genius」は箱型のボディを採用し、外部からの光を遮断。光による影響を防ぎます。

もちろん、「genius」は全自動測定の最大のメリットである作業者のレベルにより生じる測定誤差を無くすということにも重点が置かれています。高い繰り返し精度が再現性のある工具測定を実現し、ユーザーの高精度加工に貢献しています。

ユーザー目線を忘れることなく、「誰がやっても同じ測定結果になるように」という思いが形となっています!

常識にとらわれない測定

「genius」による測定は、必ずしも作業者が機械の前に付きっきりで行うとは限りません。
オプションソフトの「pilot4.0」を使用することにより、事務所などの離れた場所からでも測定を実施することが可能となっています。

工具の刃先形状を測定したり、テーパー付き工具の刃先を理論的に決定したりと数多くのチェックを行い、データで管理することができます。測定結果は工作機械に外部出力できるため、実加工へスムーズに移行することも可能です。特に現場と事務所を行き来することが多い方には、測定機の稼働率を最大限に引き出す上でもおすすめしたいオプションです。

また「pilot4.0」のインターフェイスは、ソフトウェアに抵抗感のある方でも扱いやすいようシンプルに仕上げられています。各機能はアイコンで表示され、直感的に操作ができるような工夫が施されています。

スッキリとしたインターフェイスで操作に悩むこともありません!

安心の安全性

「genius」の魅力はこれだけではありません。

全自動工具測定機を初めて使う方にも安心して使っていただけるよう、高い安全性を確保。測定場所にはカバーが設けられ、測定時にはカバーがロックされる仕組みとなっています。

測定中に別の物体が干渉する心配がなく、安心して使用することができます!

まとめ

世界中で選ばれている理由がわかる機能性が「genius」にありました。

高精度な工具測定において欠かすことができない本機――。
工具測定の精度を上げたい、精密加工において高精度な測定が必要不可欠、内製した工具の精度を確認したいなど多くのユーザーに効果を実感していただける製品です!

工具の測定にまつわる課題をお持ちの方は、ぜひ「genius」を検討してみてはいかがでしょうか。