クラス最小サイズの複合加工機「NTX 500」

DMG森精機の「NTX 500」は、さまざまな分野に幅広く対応可能な複合加工機「NTXシリーズ」においてシリーズ最小サイズを実現。高精度かつ複雑な小型・高品位ワークの加工に特化した複合加工機です。

特徴

「NTX 500」は主要パーツを新規設計することで、NTXシリーズの性能をそのままにクラス最小サイズを実現。工程集約と自動化が実現可能で、限られたスペースで最大の生産能力を発揮します。

最高回転速度42,000min-1のターンミル主軸「compactMASTER40|250」による高速・微細加工が可能。コンパクトな構造のターンミル主軸は90度回転し、左右主軸の間にあっても第2主軸と干渉しません。

PRポイント

工具マガジン操作パネルを採用

工具マガジン内のすべての工具を操作可能なマガジン操作パネルが採用されています。タッチパネルは手袋を付けたまま操作可能。工具のセットアップに掛かる時間が大幅に削減され、効率よく工具を一元管理できます。

機内計測に対応

最先端の計測装置を取り付けた機内計測が可能で、安定した加工をサポートできます。

新開発のコンパクトホルダ「BMT42」

新たな16角刃物台は繰り返し取付精度0.002mmを実現。12角刃物台も選択できます。さらに、新たに開発されたコンパクトホルダ「BMT42」は調整ピンによる微細な調整ができ、正確な加工と生産性向上に効果を発揮します。

移動量±30mmのY軸ストローク

第2刃物台には、X・Z軸以外に移動量±30mmのY軸ストロークを確保(オプション)。加工性能の大幅アップを実現します。

ロボットシステムによる自動化

機内走行式ロボット「IMTR」や移動可能なロボットシステム「MATRIS Light」、自律走行型ロボット「WH-AMR5」と組み合わせた自動化が可能です。

ビルドインバーフィーダー

ビルトインバーフィーダーが搭載可能で、設置スペースを大幅に削減した生産性向上が可能です。

ゼロスラッジクーラントタンクを標準装備

切りくずやクーラント・ミストなどに対応するため、スラッジを効率よく回収するゼロスラッジクーラントタンクを標準装備。有害なミストを機外に排出させない「zeroFOG」も選択できます。

新操作盤「ERGOline

直感的に操作ができ、省スペースの新たな操作盤「ERGOline」は、起動時間が早く、タッチパネルとハードキーが融合した操作盤です。製造現場のデジタル化を加速させ、生産性向上に寄与します。

「NTX 500」は、設置スペースの制約などによってこれまで複合加工機の導入に踏み切れなかった方々にもご利用いただけるコンパクトかつ高性能な複合加工機です。