プラスチック・アクリル・金属などのあらゆる素材にダイレクトプリント!「UJF-3042 MkⅡ」

ミマキエンジニアリングが開発する、フラットベッドUV・LED方式インクジェットプリンタ「UJF-3042 MkⅡ」。同方式を使用したデジタルプリントは、スクリーン印刷のように印刷版を必要とせず、版を製作するための時間とコストが大幅に削減できます。その特性から特に少量多品種のプリントに適しており、必要な時に必要な分だけプリントすることで製品を在庫する必要もありません。

「キカイカタログ」運営元のテクトレージでも日常的に使用している「UJF-3042 MkⅡ」。今回はその使用感や概要をレビューします。

特徴

印刷版が不要、少量多品種のプリントに最適
UV・LED方式インクジェットプリンタは、プリントしながらUV光(紫外線)を照射し、瞬時にインクを硬化させる印刷方式です。そのためインクの乾燥時間が必要ありません。また、家庭用プリンタと同じ感覚でデジタルデータを出力できるため印刷版が不要。少量多品種のプリントに非常に有効です。

プリント速度が従来機比120%アップ
「UJF-3042 MkⅡ」のプリント速度は最高2.48㎡/hとなっており、従来機に比べてスピードが約120%向上しています。

デザイン決定から生産開始までがスピーディ
「UJF-3042 MkⅡ」を活用することで、スマートフォンケースやキーホルダー、アクリルサイン、名入り事務用品、IDカードなどの各種グッズやノベルティ制作をスピーディに実現します。

  • デザインの段階から、実際の製品と同じ品質のサンプルを1個から作成することができます。
  • デザイン決定後、サンプルデータを元にすぐに生産を開始することができます。
  • デジタルデータのため、サンプル作成時に簡単に色合わせすることが可能です。
  • 従来のアナログ印刷では、生産前の色合わせが使用するインクの数だけ必要でしたが、デジタル印刷では一切不要です。

「UJF-3042 MkⅡ」を使用することで、従来の印刷方式では数日掛かっていた仕事を、わずか数時間で完了させることが可能になります。

PRポイント

高精度プリントを実現するテーブル駆動方式
Yバーを固定し、テーブル駆動にすることでプリント時の振動を低減しています。さらにボールネジ方式の高精度な送り機構によって、インクの着弾精度が向上しています。インクの着弾誤差が原因で発生するバンディング(横縞)が大幅に減少するとともに、高精度なプリント技術をサポートし、付加価値の高いプリントが可能になります。 稼働中の動作音も大幅に軽減され、オフィスでも安心して使用できます。

高さ153mmまでの立体素材プリントに対応
最大153mmまでの立体素材にダイレクトプリントが可能です。さらに進化した障害物センサーで、透明な印刷対象物も的確に検知することができます。さまざまな高さ、素材の印刷対象物に対応し、簡単に設定、プリントすることができます。

安全性を向上するフルカバー構造
フルカバー構造により、プリント中に手が巻き込まれるなどの事故を防止し、作業者の安全性を向上させています。また、プリント中におけるプリント面への埃の付着を防ぎ、プリント品質を保つことができます。


こちらはテクトレージ製品の「USB⇔RS232C for NC」です。実は、こちらのケースの印字も「UJF-3042MkⅡ」で行っています。

この他にもテクトレージでは、さまざまな形状や素材のノベルティ作成やワインボトルへの印刷で「UJF-3042MkⅡ」がフル稼働しています。



現在は後継機となる「UJF-3042 MkⅡ e」がリリースされ、画質と機械の安定性がさらに向上。印刷する対象物を選ばず高品質なプリントを実現するフラットベッドUV・LED方式インクジェットプリンタは、様々な印刷シーンで活躍してくれる1台です。