高精度・高機能・高品質なツールプリセッタ「venturion450」

ZOLLER Japanが提供するツールプリセッタ「venturion450(ベンチュリオン)」。

高精度かつ高機能な特徴をもち、オプションによる拡張機能も充実した本機――。

同社製品特有の機械本体から制御盤が独立したスタイルにより測定箇所に伝わる微細な振動をシャットダウン、高精度な測定を実現しています。高精度の測定を長期的に維持するための品質にもこだわり、機械を構成する各パーツは最高品質のものを採用しています。

今回は3拍子揃ったツールプリセッタ「venturion450」の魅力をレビューします。

特徴

高精度かつ再現性のある測定

「venturion450」は高品質なカメラと細部まで捉えることができるレンズを搭載。高精度の測定はもちろんのこと、繰り返し精度においても高い再現性を実現しています。気になる繰り返し精度は驚異の±0.002の精度を誇り、さらに高精度な測定を全自動で行うことができるという強みを備えています。

工具の摩耗や欠けを確認する用途にも応用でき、オプション機能の実写撮影モードを使用することで、リアルな工具の状態を確認することができます。

多様な測定値の外部出力

ツールプリセッタの測定値は、主に工作機械での切削加工に用いられます。

測定した数値は工作機械の制御機に登録する必要があり、一般的には手作業で入力するかUSBメモリから読み込む方法が取られます。しかし、「venturion450」はこれらの方法に加え、測定した数値を制御機に直接転送することが可能です。対応する制御機も多く、各メーカーの制御機が持つ特性に合わせて適切な転送設定を行うことができます。

全自動による作業効率の向上に留まらず、測定後も効率を重視した運用を可能にしています。

人間工学に基づいた設計

「venturion450」は作業の簡易化を最優先に、人間工学に基づいた設計を採用しています。

操作を行うボタンやハンドルは作業する位置の周辺に配置され、ノーステップで全機能にアクセス可能。さらに、軸を制御するハンドルは片手で直感的に操作できる設計となっており、X軸・Z軸の調整をスムーズに行うことができます。

これにより作業者の負担を軽減し、安定した操作を実現します。

PRポイント

作業者によって左右されない測定精度

「venturion450」は、測定において最も重要な作業者のレベルに左右されない正確な測定を実現するために、全自動の測定方式を採用しています。

操作は非常に簡単で、工具を挿入しカメラを測定位置に移動させるだけ。
刃先の形状や測定範囲は自動的に識別し測定を実施します。よくある刃先を探してピントを合わせるような手作業での操作は必要ありません。これにより作業者が変わることで発生する測定精度のブレを無くし、測定精度の均一化が図れます。

市販品から特殊工具まで柔軟に対応

高い精度を誇る「venturion450」の測定機能ですが、測定する工具の形状に制限が無い点も魅力です。

エンドミルやドリルなど一般的な形状の測定はもちろんのこと、総型工具(総型バイト)の様な特殊工具も高精度の測定が可能。また、市販されている既製品の工具に限らず、内製した自作工具の測定にも対応できる柔軟性を有しています。

充実したオプションでさらに高機能化

「venturion450」はオプションを追加することで、さらに幅広い用途で活用することができます。

例えばCNC回転オプションを追加することで、ねじ切り工具やホブなどの傾斜工具を正確に測定することができます。他にも付加Y軸オプションを追加すれば、CNC制御下でY軸方向にカメラアームを最大±50㎜まで調整が可能に。

CNC回転オプション
付加Y軸オプション

この他にも「venturion450」は幅広い用途に対応するための様々なオプション機能を備えています。

機械加工における工具段取りの最適化を実現するZOLLER Japanのツールプリセッタ「venturion450」。

高い精度と充実したオプションにより、様々な工具測定のニーズに応えてくれる1台となっています。高品質で高精度なツールプリセッタをお探しの際は、ぜひチェックしてみてください。