垂直多関節ロボットとは?製造現場の省力化・自動化に欠かせない産業用ロボットを解説
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垂直多関節ロボットってどんな機器?
今日では様々な製造ラインで多くの産業用ロボットが活躍しています。そして産業用ロボットの中でも最も多く使用されているのが「垂直多関節ロボット」です。
「垂直多関節ロボット」には人間の腕のような「軸」があり、軸同士のつなぎ部分が「関節」となります。軸と関節が多ければ多いほど複雑な動きが可能になります。
垂直多関節ロボットはどんなことができる?
日本産業規格(JIS)では、3つ以上の関節を持つロボットを「多関節ロボット」と定義しています。そして多関節ロボットはさらに「垂直型」と「水平型」に大別され、このうち「垂直多関節ロボット」は垂直方向にアーム(腕)が動くことで、立体的で自由度の高い動きが可能なロボットとなります(水平型は「水平多関節ロボット(スカラロボット)」となります)。
「垂直多関節ロボット」は人間に最も近い動きが可能なロボットと言われており、これまで人が行っていた作業を「垂直多関節ロボット」が代わりに作業することができます。自由度が高いことから製造現場での活用の幅も広く、「製品の梱包」「組み立て」「溶接」「塗装」「検査」「パレタイズ・デパレタイズ(荷物の積み上げ・積み下ろし)」「切削加工」「バリ取り」「研磨」など非常に多岐にわたります。
製造現場における生産年齢人口の減少は引き続き大きな社会問題となっており、「垂直多関節ロボット」を活用した省力化・自動化ニーズは引き続き拡大傾向にあると考えられます。
主な垂直多関節ロボットメーカー
現在、垂直多関節ロボットを製造している主なメーカーです。
あ行
株式会社アイエイアイ
ABB株式会社
オムロン株式会社
か行
川崎重工業株式会社
KUKA Japan株式会社
さ行
芝浦機械株式会社
株式会社ジャノメ
ストーブリ株式会社
セイコーエプソン株式会社
た行
株式会社ダイヘン
株式会社デンソーウェーブ
な行
は行
ハイウィン株式会社
パナソニック株式会社
ファナック株式会社
株式会社不二越
ま行
三菱電機株式会社
や行
株式会社安川電機
ヤマハ発動機株式会社