歯車加工機とは?重要な機能部品を製造する工作機械について解説
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歯車加工機ってどんな機械?
「歯車」は軸から軸に確実な動力伝達を行うための部品であり、古くから多くの機械や装置に使われています。歯車の歯と歯がお互いにかみ合うことで、回転数や回転力、回転方向などの様々の動力を伝達することができ、目的に応じた様々な歯車が存在しています。
歯車の「歯」の部分を加工することを「歯切り」と呼びます。歯車を作るための専用の工作機械が「歯車加工機」です。「歯切り盤」とも呼ばれます。
歯車加工機にはどんな種類がある?
歯車を加工する「歯車加工機」も、加工方法ごとに様々な種類が存在しています。ここでは代表的な機種を紹介していきます。
ホブ盤
「ホブ」という円筒の外周にネジ状の切れ刃がついたカッターを回転させ、ワークに「ホブ」を押し当てながら「歯すじ」を加工していく機械です。この「歯すじ」が歯車の歯の部分になります。「ホブ」とワークが同期しながら回転するように加工を行っていきます。
ギアシェーパ
「ギアシェーパ」は、ホブ盤では加工できない特殊な形状の歯車の歯切り加工に適した機械です。歯車の形状に合わせたピニオンカッターやラックカッターを使用し、ワークに対してカッターを垂直方向から上下往復で当てていくことで歯切り加工を行います。
「ホブ盤」は刃物となる「ホブ」を回転させて歯切りを行うのに対し、「ギヤシェーパ」は刃物の上下運動で歯切りを行うのが大きな違いとなります。
主な歯車加工機(歯切り盤)メーカー
現在、歯車加工機(歯切り盤)を製造している主な工作機械メーカーです。
あ行
株式会社岡本工作機械製作所
か行
株式会社カシフジ
株式会社唐津プレシジョン
株式会社神崎高級工機製作所
さ行
山陽マシン株式会社
株式会社ジェイテクト
清和ジーテック株式会社
た行
トーヨーエイテック株式会社
な行
は行
浜井産業株式会社
株式会社不二越
ま行
や行
ら行
わ行
A~Z
Gleason
KLINGELNBERG