画像測定器とは?非接触で対象物を測る測定機器を解説
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画像測定機ってどんな機械?
「画像測定器」は数ある測定機の中で、唯一測定物に触れない「非接触式」の測定機です。
「画像測定機」の原理は、カメラで測定物を撮影し、撮影した画像の端部(エッジ)を検出。端部から寸法を計算することで対象物の測定を行います。非接触式のため、接触式では測れない薄い物や小物部品の測定に適しているとされています。
画層測定機はどんなことができる?
それでは、画像測定機の活用メリットを見ていきましょう。
・測定誤差の軽減
接触式の測定として一般的なのがノギスやマイクロメータ―を使った寸法測定です。しかし、これらは人の手によってマニュアル的に測定を行うため多少の測定誤差が発生してしまいます。一方、「画像測定機」は人の手を一切使わず測定できるため、人に依存する測定誤差は発生しません。
・測定時間の短縮
「画像測定機」はカメラによって対象物を測定します。カメラによる撮影は一瞬であり、測定用ソフトウェアの計算も瞬時に行われます。これまで人の手で行っていた測定時間よりも大幅な作業時間の短縮が図れます。
「画像測定機」による測定は、測定(撮影)した対象物のエッジ部分の精度が大きく測定結果に影響します。特に、カメラの精度は撮影した画像の品質に大きな影響を与えるため、画像測定機メーカー各社では、測定精度の向上に向けて日々研究開発が進められています。「画像測定機」を選定する際は、それぞれの特性をしっかりと理解した上で、自社の業務にあった最適な機器を選択しましょう。
主な画像測定機メーカー
現在、画像測定機を製造している主なメーカーです。
あ行
か行
株式会社キーエンス
さ行
た行
株式会社トプコン
な行
株式会社ニコンソリューションズ
日本ヴィジョン・エンジニアリング株式会社
は行
ま行
株式会社ミツトヨ