プローブとは?機内計測で活躍する測定機器を解説
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プローブってどんな機器?
「プローブ(タッチプローブ)」は、工作機械での機上計測の際に使用される細い棒状の接触式センサです。
機械加工において加工物(ワーク)の形状測定は非常に重要であり、ワークの加工原点の検知や加工後の寸法確認は必須の作業となっています。以前はこれらの作業を手動で行うことが多くとても時間のかかる工程でした。
そこで開発されたのが、タッチプローブを使った自動ワーク測定です。
プローブはどんなことができる?
「タッチプローブ」を工作機械の主軸に取り付け、三次元測定機のように「タッチプローブ」の棒状の部分(スタイラス)を移動させ、その先端をワークに接触させることで形状測定を行います。
「タッチプローブ」で測定した値をワークの加工原点検知や加工後の寸法確認などに利用することで、正確なワークの位置決めや段取り時間の短縮が見込めます。また、工作機械からワークを取り外すこと無く測定が行えるため、測定後に寸法が狙った値に満たない場合はそのまま追加工を行うこともできます。まさに機上計測ならではのメリットです。
「タッチプローブ」による機上測定は測定時間も早く、自動化にも向いているため作業工数の大幅な短縮が実現できます。測定精度も非常に向上しており、今では精密加工に欠かせないツールと言えるででょう。
測定原理は、送信側である「タッチプローブ」の端子がワークを測定した後、測定データを受信機に送信します。さらに受信機は測定データをNC制御機に送り、そこからNC制御機が瞬時に処理を行い測定値が機械側に反映されるという仕組みになっています。
「タッチプローブ」には「有線式」のほか、5軸加工機など動作の大きい機械に最適な「無線式」があります。それぞれの特徴をしっかりと理解した上で、自社の業務にあった最適な機器を選択しましょう。
主なプローブメーカー
現在、プローブを製造している主なメーカーです。
あ行
か行
さ行
た行
株式会社東精エンジニアリング
な行
は行
ハイデンハイン株式会社
ブルーム・ノボテスト株式会社
ま行
マーポス株式会社
株式会社ミツトヨ
株式会社メトロール
や行
ら行
レニショー株式会社
わ行
A~Z
Hexagon