スカラロボットとは?製造ラインの自動化に貢献する産業用ロボットを解説

スカラロボット(水平多関節ロボット)ってどんな機器?

「スカラロボット」は水平方向に「アーム」が動作し、人に代わって様々な仕事を行う産業用ロボットです。英語の呼称である「Selective Compliance Assembly Robot Arm」の頭文字を取って「SCARA(スカラ)」ロボットと表現されます。「水平多関節ロボット」とも呼ばれています。

スカラロボット(水平多関節ロボット)はどんなことができる? 

「スカラロボット(水平多関節ロボット)」の一般的な動作軸は、水平方向に3軸と、アームの先端が上下に1軸動作する計4軸で構成されています。水平3軸はそれぞれが回転軸となっており、動作領域内(可動範囲内)で水平移動を行います。これらの回転軸とアーム先端部の上下軸が同期することで精密な動作を実現しています。

「スカラロボット」の大きな特徴は、産業用ロボットの代表的な機種となる「垂直多関節ロボット」と比べて高速・高精度な動作が可能という点です。高速で位置決めし、先端部で作業を行うのが得意なので、ワークをある位置から目的地まで運ぶ「ピック&プレース(搬送)」、製品の「箱詰め」、アーム先端部に電動ドライバーを取り付けて「ネジ締め」等の組立作業を行うなど、様々な用途で「スカラロボット」が活躍しています。

主なスカラロボット(水平多関節ロボット)メーカー

現在、スカラロボット(水平多関節ロボット)を製造している主なメーカーです。

あ行

株式会社アイエイアイ
ABB株式会社
オムロン株式会社

か行

KUKA Japan株式会社

さ行

芝浦機械株式会社
株式会社ジャノメ
ストーブリ株式会社
セイコーエプソン株式会社

た行

株式会社ダイヘン
株式会社デンソーウェーブ

な行

は行

ハイウィン株式会社
ファナック株式会社
株式会社不二越

ま行

三菱電機株式会社

や行

株式会社安川電機
ヤマハ発動機株式会社

ら行

わ行

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