3Dプリンターの資格|あなたもスペシャリストの仲間入り!
早速ですが、「製造業に関するスキル」ってどういうものがあると思いますか?
例えば、機械を扱う技術、作業スピード、豊富な経験や知識――。どれも重要なスキルですよね。
とはいえ、目に見える形として残るものではないので他の人にはなかなか伝えにくい面があります。
そこで今回は、スキルアップとキャリアの進展につながり、さらに形として残る「3Dプリンター活用技術検定試験」を紹介します。
3Dプリンター活用技術検定試験
3Dプリンター活用技術検定試験とは
「3Dプリンター活用技術検定試験」は、一般社団法人3Dプリンター教育振興協会が実施している国内唯一の3Dプリンターに関する検定試験制度です。エンジニアや学生が3Dプリンターを利用する上で身につけておくべき知識を評価・認定するというものです。
3Dプリンターは、製造分野はもちろん、建築・建設、医療、食品など様々な分野で活用が進んでいる技術です。
3Dプリンターを使いこなすためには造形方法や材料、後工程、CADデータの取り扱いなどの知識が求められるため、試験の合格者は最先端のものづくりの担い手として活躍が期待されます。
試験概要
資格の名称は、「3Dプリンター活用技術基礎」です。
受験資格に制限はなく、受講料8,800円(税込み)で受験することができます。
試験は60分間の筆記試験となっており、CBT方式による多肢選択および真偽方式の試験方法です。
試験内容は大きく分けて、
■3Dプリンターの基礎知識
■3Dプリンターの造形方法
■3Dプリンターの活用
の3つの分野で構成されており、総合70%以上の正答で合格となります。
合格者は有料で合格証明書や認定カードを発行することができます。
試験勉強
試験勉強は「3Dプリンター活用技術検定 公式ガイドブック」という教科書を活用しましょう。
試験範囲における必須の知識を幅広く解説しており、サンプル問題では出題形式の傾向を確認することができます。これ一冊で合格が目指せます!
資格取得後の展望
「3Dプリンター活用技術基礎」検定に合格すれば、スキルやキャリアの成長が目に見えて実感できるでしょう。
スキルアップ
3Dプリンターの知識を習得すれば、新たな業務にチャレンジしたりと仕事の幅を広げることができるようになります!
例えば、すでに3次元CADの技術を習得している方が3Dプリンターの知識を得ると、設計だけでなく試作までの業務を一貫して担当できるようになるでしょう。
試作にはいくつかの種類があり、大きく3つの段階に分けることができます。
基本仕様を検討する「原理試作」、製品の完成を目指す「研究・設計試作」、量産に向けた「量産試作」の3つの段階を経て製品化を目指します。
このうち、製品の形状や基本的な機能の確認がメインとなる「原理試作」で3Dプリンターの知識や技術を活かすことができます。基本設計の段階では安価な方法で試作品を製造することが一般的であり、そのためのツールとして3Dプリンターが非常に適しています。
キャリアアップ
世界の3Dプリンティング市場は年々成長を遂げており、今後もさらなる成長が見込まれています。
そして日本国内でも、製造業界を中心に多くの企業が3Dプリンターの導入を進めています。
今後は3Dプリンティングの専門的な知識や技術がますます重要視されます。
資格取得によって身につけた知識と技術で、周囲をリードする技術者へと成長できるチャンスです!
まとめ
昇進のためにスキルアップしたい方、転職でキャリアアップしたい方。
「3Dプリンター活用技術検定試験」の受験を検討してみてはいかがでしょうか。
今後ますます注目される3Dプリンターのスペシャリストとして、新たなキャリアの道が開けるかもしれません!