UV硬化インクジェット方式小型フルカラー3Dプリンタ「3DUJ-2207」-工作機械のカタログサイト【キカイカタログ】

ミマキエンジニアリングが提供するフルカラー3Dプリンタ「3DUJ-2207」。
UV硬化インクジェット方式で1,000万色以上のフルカラー造形を実現する小型3Dプリンタです。

フィギュアやおもちゃのグッズデザインをはじめ、工業デザインのようにわずかな色の違いが印象を左右する精密な試作品が求められる分野で活躍。そんな「3DUJ-2207」の概要を今回レビューします。

Contents

特徴

本体サイズは1,355mm×1,290mm×856mmのコンパクト設計となっており、2.0×2.3mの面積さえあれば設置が可能です。

また、コンパクトな設計ながら203mm×203mm×76mmの造形領域（※1）を実現しています。

※1 サポート材を含めたデフォルト設定の場合

カラーインク（C,M,Y,K,ホワイト,クリア）で造形・着色することで、Japan Colorに対して89％の色域をカバーすることができます。

一般的な石膏方式の3Dプリンタでは粉体（石膏）が出るため白っぽい発色になります。一方、UV硬化インクジェット方式の「3DUJ-2207」は、透明度の高いカラーインクで造形するため美しい色彩表現を実現しています。

また、クリアインクを用いることで透明感のある表現、クリアインクとカラーインクを同時に使用するで半透明カラーの表現なども可能となっています。

造形の過程で必要となるサポートには、水溶性のサポート材インクを採用しています。

水に浸けることで簡単にサポート材を除去することができるため、繊細なデザインの造形物を破損する心配がありません。

「3DUJ-2207」は、UV光（紫外線）の照射によって硬化するUVインクを使用します。
そして、UV光の光源には熱による造形物への影響が少ないLEDを採用しています。

独自の波形コントロール技術と高精度なインク吐出技術により、狙った場所に正確にインクを着弾させることができます。着弾精度が高いため、ディテールまでこだわった精巧な造形を実現します。

同時に3つのドットサイズにインクを打ち分ける「バリアブルドット機能」を搭載。
粒状感の少ない美しいグラデーション表現や高精度なフルカラー造形を実現します。

インクにはアクリル系樹脂を使用しており、ABS樹脂同等の強度を実現しています。
ドリル等を使用した穴あけやネジの取り付け、オーバーコートを使用した仕上げの後加工が可能となります。

「キカイカタログ」運営元のテクトレージも本機を導入しており、キャラクターグッズ制作時のプリンティング作業に「3DUJ-2207」を使用しています。

比較的難しいとされる色と色が重なる箇所も、「3DUJ-2207」ではきれいに造形することができます。

　 ※フィギュアのボディを「3DUJ-2207」で造形しています。

フィギュアの制作だけでなく、ジオラマ模型などの細かなパーツ制作にも「3DUJ-2207」が適しています。

今回紹介した「3DUJ-2207」は、「キカイカタログ」運営元のテクトレージで取り扱っております。

当社ショールームでは「3DUJ-2207」の実機をご覧いただくことができますので、フルカラーの3Dプリンタをご検討されている際は、ぜひ弊社にお問い合わせください。

「キカイカタログ」運営元のテクトレージでは、3Dプリンターの販売だけでなく受託造形サービスを行っています。

受託造形サービスはデータ作成から造形までの全工程を請け負うサービスと、お客様が作成したデータをお預かりして造形のみを請け負う2パターンがあります。

※データをお持ち込みされる場合は、”.obj”のファイル形式のご用意をお願いします。
※費用や納期は造形物のサイズやロット数、支給いただく造形データの修正有無などにより変動します。

「オリジナルのフィギュアを作りたい。」

「データはあるけど設備がないため依頼したい。」

などのご要望、お悩みがありましたらお気軽に当社までご相談ください。