あらゆる生産情報の総合管理ソフト「Factory Manager」

大昭和精機が提供する「Factory Manager」。製造現場をDX(デジタルトランスフォーメーション)化することでさまざまな課題を明確化するとともに、課題の解決と生産性向上をサポートする生産情報の総合管理ソフトウェアです。

特徴

「Factory Manager」では、以下のことが行えます。

・工具補正値管理
・製造情報管理
・工具・治具の所在管理
・機械稼働監視
・加工ノウハウの蓄積と継承

IoT技術を活用してあらゆる情報を共有・一元管理することで、製造現場の様々なカイゼンを実現します。

Factory Manager」がもたらす効果

機械稼働率の向上
ツールプリセッタを活用することで、工作機械の機外でツール測定とツール段取りが行えます。加工中に次の段取りを行うことで非切削時間(段取り時間)が短縮されるので、機械稼働率の向上にもつながります。

ただし、通常のツールプリセッタの運用では、測定結果を工作機械のCNC装置に入力する作業を人手に依存することになります。その結果、測定結果のメモやCNC装置への手入力の際などに人的ミスが生じるといった可能性もゼロではありません。

そこで「Factory Manager」の出番となります。「Factory Manager」を利用することで、ツールプリセッタから得られる工具補正値の情報を迅速、かつ正確に工作機械へ登録することができます。

また、「Factory Manager」は工作機械のメーカーや機種を問わず対応が可能です。NCデータや工具情報の登録・管理、工作機械の稼働状況の確認なども行えるので、生産時に必要な情報や工作機械の稼働状況を一元管理でき、業務の効率化に貢献します。

工具購入費の削減
「Factory Manager」では刃具とホルダの組み合わせごとにツール番号を設定し、工具の構成や工具補正値・工具の所在・工具寿命などを管理することができます。

工具の所在や工具寿命が管理できれば必要以上に工具の在庫を持つ必要が無くなるため、工具購入費の削減につながります。


加工ノウハウの蓄積・技能伝承
「Factory Manager」は、加工する製品ごとに必要なツールやNCデータなどをワークリストとして表示できます。さらに段取り方法を動画や画像、図面などで共有することで視覚的にわかりやすい形で情報共有することができます。

また、ExcelやWordで作成された作業指示書などの関連ファイルも併せて管理することができます。
例えば、担当者の急な休みであったり、繁忙期に変則的な対応が求められた場合、加工に関するすべての情報を網羅的に管理できる「Factory Manager」を運用していれば、技術を有している他のスタッフでも対応可能になります。前述した段取り方法のほかにも、生産現場で得られたあらゆる加工ノウハウを動画や画像、音声などの情報で蓄積していけば再現性も高くなるので、効果的な技術継承にもつながっていきます。

今回ご紹介した「Factory Manager」は、「キカイカタログ」の運営元であるテクトレージのショールームに同社製ツールプリセッタとあわせて展示運用しています。「Factory Manager」で実現できることをぜひ実機にてご確認ください。

今回ご紹介した製品