30番マシニングにも搭載可能!超コンパクトボディの傾斜NC円テーブル「RKT500」
北川鉄工所が提供する「RKT500」。ローラギヤカム機構の採用により長期間安定した精度を維持するとともに、高速回転にも対応した傾斜NC円テーブルです。
30番マシニングセンタに搭載可能なコンパクトボディにもかかわらず、最大φ500mm × H270mmのワークサイズに対応。5軸による大型ワーク加工の工程集約を実現する同社の新製品「RKT500」を今回はレビューします。
特徴
ローラギヤカム機構を採用
「RKT500」にはローラギヤカム機構が採用されています。通常のウォームギア方式の円テーブルと比べてメンテナンス性が高く、長期間安定した精度を維持することができます。
大型ワーク加工における工程集約を実現
「RKT500」の最大ワークサイズはφ500mm × H270mmとなっており、大型ワークの積載が可能です。特に大型のアルミワークにおける5軸加工に効果的で、工程集約による生産性向上を実現します。
ロータリージョイントは 油圧・空圧6ポート + クーラント1ポートの計7ポートに対応しています。
PRポイント
30番マシニングに対応する小型・軽量化設計
「RKT500」は胴厚が110mmと世界トップクラスの薄型設計です。従来製品と比べて胴厚が63mm薄型化されたことで、省スペースな30番マシニングセンタへの搭載が可能になりました。重量も従来製品の半分以下まで軽量化されています。
これまで大型アルミワークの加工を行う際、加工内容としては30番マシニングで対応できるものの、スペース上の問題で40番・50番マシニングを選定されるケースがありました。30番マシニングに搭載可能となることで、機械本体の価格も抑えられ、全体的なコストメリットを生み出すことが可能となります。
※現状、「RKT500」は「ファナック製ロボドリル」「ファナック制御のマシニング」に対応しています。
30番のマシニングセンタへの搭載が可能となっただけでなく、軽量コンパクトボディのため工作機械の種類によってはストローク制限なしで搭載することができるようになっています。大型ワークにも対応する「RKT500」、5軸加工による工程集約を検討されている方はぜひ一度チェックしてみてください。